fc2ブログ
The link at the date of the calendar is an entry.
「安心立命を確立する極意」とは?
2011-03-26 Sat 01:05
そういえば黒澤明監督の「夢」という映画の中で富士山が爆発して、原発が被災して・・・というシーンがあり、

その中で「放射性物質に着色が施されている」という設定があって、迫り来る放射能が「目で見える」ことになっていた。


さてさて、「見えない恐怖」と「見える恐怖」・・・・どっちが怖いか?


それは状況による・・と思うざんすね。

私は例の刃傷事件で「推定出血約4リッター」という重傷を負ったのだが、

おそらく現場は大量の血だまりとなり、私はまさしく「血まみれ」だった・・・筈である。

「筈である」というのは、実は私自身はその光景を直接見てはいないからなのだ・・事件が起きたのは夜の野外だったし、戦闘中はそんな事に注意は行かないし、犯人が闘争した後は気合が抜けた途端に痛いわ苦しいわ(肺をやられたので呼吸困難に陥った)で、

やはりそのような光景を見るような余裕がなかった・・・のである。


私は手術のために全身麻酔されるまで、大変しっかりした意識を保ち続けていて医者に「鈴木さんってタフですねえ・・」と変に関心されたりした位だが、

思うにそれは、自分が「おぞましい光景を見ていなかった」からではないか?・・とも思うのざんすよん(笑)


今回の大災害、とりわけ原発被災による事故がなかなか収束しない事実に、多くの日本人が「不安と恐怖」に苛まれているわけだが、被災地及び原発周辺に住む方々は別にして、

私はあえて「不安&恐怖」とは想念に過ぎない・・と主張したいざんす。


以前「対象に直面するまでの時間」という題名で日記を書いたことがあるのでそちらを参考にどうぞ↓

http://sirius02.blog6.fc2.com/blog-entry-550.html

さてさて、では「安心立命」なるものはどうすれば得られるのだろうか?

・・・これは逆説的になるが、
「安心立命を確立する極意」とは?の続きを読む
スポンサーサイト



別窓 | コラム | コメント:0 | トラックバック:0
静かなるカリスマ
2011-03-21 Mon 17:25
このたびの地震で16日の午後に、天皇陛下がビデオ収録という形で国民に直接メッセージを伝えられる・・・という、まさしく「平成の玉音放送」がなされた事を昨日になってはじめて知った。


http://www.youtube.com/watch?v=Tpk_lM4jXaM&feature=related

この放送を拝聴して、「静かなるカリスマ」という言葉が頭に浮かんだざんすねえ。



私はご存知のようにラマナ=アルナーチャラのディヴォーティ(熱烈な信奉者)でありバクティ・ヨーギであるが、同時に「自覚的フリー神道イスト?」を標榜し、アマテラシマススメラオオオンカミに対して日常的に敬神・礼拝する者である。

別に右翼でもナショナリストでもないが、やはり陛下という存在は日本人の民族的集合無意識の中に深く印刻された「心理学的元型(この場合はオールドワイズマン)」を、リアルな肉体的存在として体現されているのだなあ・・・と感じ入った。


普段の陛下が様々な「お言葉」を発せられる時の独特な印象というものがあるわけだが、言語表現という見地からは平板で抑揚もメリハリもテンポの変化もなく、決して「面白い」という印象はもたらされない・・・様に感じられる。

しかし今回のお言葉・・・もちろん陛下の話され方は普段と全く変わりが無いのだが、しっかりと深いところに伝わってくるように思う。

何故なら天皇が「お言葉」を述べる・・という行為は、
静かなるカリスマの続きを読む
別窓 | コラム | コメント:2 | トラックバック:0
「鎮魂の祈り」の為の巡礼の旅
2011-03-13 Sun 01:45
地震が発生した時、私は隣町の北本市図書館の閲覧席でのんびらと読書中だった。

かなり激しく時間の長い横揺れだったが大きな建物でもあるし、書架が倒れたり書籍類が落下するということもなく、一部の雑誌類が落ちた程度・・・しかし直後に停電したこともあり、職員の指示で全員外へ誘導される。

でもこの時点では「停電が復旧したらまた中に入って読書の続きをしよう」なんぞと考えていたが(笑)、どうやら復旧の見込みなしということで帰宅。


うちでは結構あれこれ落下物があって、仏間で昼寝してた弟子はかなり怖い思いをした模様だが、幸いに怪我もなし。物的損害も軽微にすんだ。

うちの建物自体には全く損傷はなかったが(鴻巣市周辺の古い家屋では屋根瓦を破損した家が結構あるようだ・・神社の灯篭がずれたり、お地蔵さまが倒れていたり・・)、

停電と断水という状況・・・しかしインド生活の長い私には日常茶飯事だったから、特に焦るということも無い。


よく考えるとおかしいのは
「鎮魂の祈り」の為の巡礼の旅の続きを読む
別窓 | コラム | コメント:0 | トラックバック:0
| 閑話休題~お気楽脳天気な長広舌 |