The link at the date of the calendar is an entry.
「魂が震撼する」出会いと体験
2017-06-14 Wed 22:32
そしてもう一つのインプレッションというのは、今回あらたに企画された「公演後のミニ・ワークショップ」から得られたものである。


終演となりカーテンコールの後で毎回お客さんの中から希望者を募ってそのまま「舞台」に上がってもらい、オーハシさんのリードで15分ほどの(最終日のみ45分)ワークショップをそこで展開する・・・というもので、当初は「まあ10人そこそこ」位の参加者ではないか?と想定されていた。


今回私は後方支援スタッフとして舞台の設営・撤去作業の他、5公演中3回は「受付カウンター」のヘルプでロビーに待機し、劇団の方でご招待し「予約席」を用意したお客さんを座席まで案内する任務にあたっていたが、ワークショップについてもいくつか舞台上の準備作業があって、それも担当していたのである。


で、初日にワークショップの準備を終えて上手の袖の方で様子を伺っていた・・・もし参加者が5~6名しかいないという寂しい状況であったなら、「サクラ」として参加するつもりだったのである(笑)。



ところがいざ蓋を開けてみたら、なんと想定を大幅に越える30名以上・・・という大人数が、「ぞろぞろと舞台に上がってくる」ではないか!!(最多のケースで50名を数えたそうだ)


19059837_1427426783990458_9180924288554539972_n.jpg



こうなると舞台上に設置されている照明機材などに「参加者たちが接触して怪我をする」という危険性もあるため、私はガードマンよろしく上手側の照明機材の前に立哨しながらワークショップの進行を見守ることになった次第(笑)。


19030583_1426346280765175_2256463026094010886_n.jpg



ワークショップの内容としては、劇中でオーハシさんが演じていた「砂漠に不時着し、砂に飲み込まれていくパイロット」というシーンのいくつかの演技を「エチュード的に実際に体験してみよう」というイメージワークであったのだが、

「空を飛ぶ」「空から落ちていく」「砂漠の砂に飲み込まれて死んでいく」・・というようなモチーフを、「座・高円寺1」という素晴らしいステージの上で、実際にその場面で使用された照明&音響付きで(しかも2回目からは、谷川賢作氏も参加してそれに合わせてピアノを演奏する・・というサプライズ!!)、

18920529_1425333517533118_127368478704860174_n.jpg


19145914_1887479031525178_8464472807853209723_n.jpg



参加者それぞれが自由な詩的イメージをリアルに展開し、感じ取っていく・・・というのは、これはなかなかに得難い体験であったことだろう。



今回の公演では観客の7割位は10代~20代という若者たちであった・・・というのは、オーハシさんとヨシダさんが講師として授業をしている専門学校の演劇コースの生徒さんたちや、劇団として招待した高校の演劇部の生徒さんたちなのである。


18951368_1887479101525171_23688408541596004_n.jpg




彼らにしても日常的に観ているのであろう「エンタティメント&スタンダート」なドラマとは方向性の異なる、「アート&アヴァンギャルド」な「身体詩劇」というものの体験・・・はかなり新鮮なものであったようだし、

その上「学校で演劇活動をしている」彼らであっても、本格的な設備をもつ「劇場の舞台」に自分自身が立つ・・・のも初めてであり、プロの照明&音響効果の下で、実際にイメージワークを展開する!!

・・・というのは「そうそう滅多に得られない『直接的・直裁的』な世界体験」であったはずである。



これは単に私の勝手な推測ではなく、受付スタッフの楽屋に各回ごとに回収された「アンケート」が保管されていた・・・ので、そこを拠点にしていた私は、いち早く先駆けてそれらに目を通す機会があったのざんすよ。



そして私自身が思ったのは・・・

「自分が高校生(演劇部に所属していた)だった時に、こんな体験が出来たら素敵だっただろうなあ!!」

という羨ましい感情なのであった。


もちろんその当時・・76~79年にはTAICHI-KIKAKUは誕生していないし、浜松という「文化の僻地(我々は自虐的にそう呼んでいたのだ)」には、大した劇場もないし「アート&アバンギャルド」な公演なんてものもまず滅多に無かったわけで、どうしようもないわけだが(笑)。



今回の公演とワークショップに参加した若者たちの中で、この出会いと体験が「魂が震撼する」ようなインパクトをもたらした・・・者もきっといることだろう。


そして10代~20代という多感な時期に「魂が震撼する」ような出会いと体験をするかしないか?・・・というのは、その後の「生き方」に計り知れない影響を与えるのである。



この私にしても前述のように「文化の僻地」であったものの、別の形で「魂が震撼する」ような体験があって、「あんまり普通ではない」変梃な人生を送ることになってしまった・・・のですなあ。


しかもそれが10代~20代では収まらず、「インド」に目覚めたのは30代・・・ラマナ=アルナーチャラに捉えられてしまったのも35歳の時で、そのことをより直覚的に自覚できるようになったのは44歳となった12年前の「刃傷事件」が大いなる契機なのであった。



その「刃傷事件」から今月20日で12年・・・毎年その日にはそれを振り返る記事を書いているが、今年もその時期が間もなく到来しようとしている。


蛇足ながら「美代ちゃん」にイカレちゃった?・・・のは、50代になってからなのざんすよん、わはははは・・・・・!!


スポンサーサイト
別窓 | 身体詩関係 | コメント:0 | トラックバック:0
<<やれやれ、胸のつかえが取れたざんすよ | 閑話休題~お気楽脳天気な長広舌 | 誰も観たことのない未知のアート>>
この記事のコメント
コメントの投稿
 

管理者だけに閲覧
 

この記事のトラックバック
| 閑話休題~お気楽脳天気な長広舌 |